大阪市福島区にある【中華そば無限】。3年連続『有名ガイドブック ビブグルマン』に掲載されている関西屈指の名店です。今回は店主の岡田さんに、これまでの苦労や食材へのこだわり、製法についてなどをお伺いさせていただきました。さらにビブグルマンに掲載されるための条件や極意も教えてくださいました。
-ラーメン店を始めるまで-
ラーメン屋を始めたきっかけについて
そうですね、あの頃は不景気に入る直前だったので、次の時代は麺類の仕事が良いと思いました。もともと飲食の経験も色々な事業もしてましたので、時代の流れを読んでラーメン屋をやろうと決めました。
ラーメン屋を始めるまでの仕事について
商売は自営でやっていました。車の部品の販売や焼き肉屋、昔は携帯電話の卸売りとかもやっていました。あとは、中古パソコンのショップの店長とか、ほんとありとあらゆる商売をしてきました。それで最後にラーメン屋で落ち着いたという感じです。それが約10年前の話。
ラーメンと携わった経緯
オーストラリアのメルボルンで、日本食の弁当屋さんを営んでいる同級生から、現地でラーメンを作りたいから教えてほしいと頼まれました。大阪のラーメン屋で働いてその技術を学んで教えてもらえないかという依頼でした。歳も歳だったので、何軒も当たりましたが断られてしまい、ラーメン学校で勉強しました。そこで学んだ技術をそのままオーストラリアに持って行って、スープと製麺を教えたという経緯があります。
ラーメン屋さんでの修業について
修業はせずに一から自分で考えて独学で開業しました。だからこそ、スープの改良を毎日毎日するしか方法はありませんでした。
ラーメン屋を開いたのは何歳
51歳です。
51歳でラーメン屋を始めるという心境は
これまでに色々な商売をしてきましたので最後の商売と言う気持ちで始めました。
ラーメン屋を最後にしようと決めた理由
これは初期投資が低く、不景気の中でも成功する自信があったので、ラーメン屋を始めました。
ラーメン屋を始めた時の目標
これは開業当時から単純明快で「大阪で一番のラーメン屋になる」というのが目標。何を基準に大阪で一番というのはないですが、未だに「大阪で一番」というのが目標です。
-中華そばのこだわり-
今のスープになるまでの試行錯誤
これは何度も何度も同じことの繰り返しですがチャレンジですね。温度管理、火の強さ、炊く時間の長さ、ありとあらゆる工程を変えてやりました。どの工程が一番良い出汁が出るのかそれを何度も何度も試行錯誤し、10年間でトータル700回位改良しました。
高級地鶏の丸鶏を使うこだわり
いろんな食材を使って様々な試行錯誤をし、高級地鶏に行きつきました。鶏感が抜群で出汁もしっかり出ますし、やっぱり鶏のスープの高級感が格別に違いますね。
麺についてのこだわり
麺もこの10年くらいで100回以上改良しました。様々な小麦粉をブレンドして最終的には北海道の小麦粉とサツマイモの粉末、これでモチモチ感をだす特殊な麺にようやく至りました。
最初から自家製麺でやろうというのは決めていたのか
自家製麺でやろうというのは最初から決めていました。製麺機が欲しかったのですが資金的な問題で開業から1年半ぐらいはパスタマシンを使っていました。練った小麦粉を大きなビニール袋に入れて足で踏んで圧をかけ、麺棒で伸ばしてパスタマシンでカットする方法を毎日行っていました。30万円ぐらいの資金で開業しましたので、できる限り費用を抑えて自家製麺を製造する方法を考えました。その後1年半ほどで経営が安定してきましたので、製麺機を導入しました。
どういうところを削減していくと30万で開業出来るのか
居抜き物件ですね。今は私の名義ですけど、当初は知り合いの名義の店を又借りしましたので、初期費用はほとんどかからずに開業することが出来ました。
-有名ガイドブック ビブグルマン掲載-
ビブグルマンを取った時の心境
これは取る前から必ず取るというのを目標にしてましたから、目標が達成できたということでうれしかったです。非常にうれしかったですね。
賞を取る前と取った後での変化は
やっぱりラーメン作りに関しての情熱がより高まりました。ビブグルマンを獲得したことでお客様の期待値も上がるという想いから、より一層自分のラーメン作りに対する意識も変わりました。
賞を取るために必要だったこと
これは2点ありますね。1つは、『卓越した調理技術、どこにもないような調理技術を確立する事』です。2つ目は『よその店で使わないような高級素材を使う』ということです。この2点に尽きますね。
今の自分のラーメンは完成形に近いですか
醤油ラーメンとしては完成形に近いですね。完成が10とすると8ぐらいまで来ています。残り2は何かわからないです。
ただ、さっき言っていた「大阪で一番」を目指しているんで、どこにもないような最先端の味は追求してます。
毎日毎日スープを作るんですが、味が違うわけですよ。いい時もありゃ悪い時もある。だからいいスープが出来たときの喜びというのが全ての原動力ですね。「これをまた明日も作りたい」「明後日もこれよりいいスープを作りたい」という想いが原動力ですね。
無限という名前をつけた由来
これは「自分には無限の可能性がある」というところからとりました。「必ず大阪で一番になるんや」と決めて始めたので、「無限の可能性」そこから無限という名前を付けました。
-今後について-
今後のラーメン業界について
常に進化を求めてる業界なので進化の連続だと思います。豚骨から始まり動物プラスの魚介系、現在は丸鶏の水鶏系などに進化を続けています。次がどんなスープが来るのか楽しみです。自分もそれに向けてチャレンジはしています。
無限としても、もっと進化していきたい
当然ですね。だから次世代は狙っています。次世代の覇権を狙っていますね。
-岡田店主について-
休日の過ごし方
どこかに行くことはないです。ほとんど寝ていますね(笑)
ラーメン店に行ったりはするか
勉強の意味では、たまに行きます。今現段階でも気になっている店は3軒位はありますから。ひと月2,3軒くらいは行きます。
尊敬している人
この業界では、ロックンビリーS1の嶋崎さんですね。
ラーメンに対する情熱をリスペクトしています。
好きなラーメン屋さん
やっぱりロックンビリーさんです。
何か大切にしていること
これは、「大阪で一番のラーメン屋になること」それ以外の事は考えられないですね。それはもう10年間、ひと時も忘れたことがないです。
-menjoyについて-
menjoyに参加して頂いた理由
それは、山田さん(menjoy)の熱意だけですよ。最初嫌がってたんですけど、しつこいから熱意に負けたというとこですかね。後はやっぱり全国的にたくさんの人に食べて貰いたいという想いはありましたから。そういう意味ではジャストタイミングでしたね。
冷凍通販について
たくさんの人に食べてもらえるという喜びは感じています。
最後に読者、無限ファンに向けてのメッセージ
まったく店で出してるのと同じ商品がmenjoyにあるので、遠方で来られないお客様などには是非食べてもらいたいです。先日、千葉県と新潟県にいる知り合いに商品を送ったのですが、かなり喜んでくれました。ビックリするくらい喜んでましたね。
【menjoyでも好評発売中です!】
今回のインタビューでお話をして頂いたラーメン【中華そば】。岡田店主から「まったく店で出してるのと同じ商品」とお墨付きを頂いております!この機会に是非menjoyでお楽しみ下さい!!
コチラから【https://www.menjoy.jp/c/ramen/m02501】
さらに、無限の大人気メニューの【煮干しそば】もmenjoyでお楽しみいただけます。瀬戸内の高級煮干しと無限自慢の地鶏丸鶏スープをブレンドした逸品です!
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店舗名
- 中華そば 無限
- 住所
- 大阪府大阪市福島区海老江5-5-10
- 電話
- 定休日
- 営業時間
[月]
11:00~15:00
[水~日]
11:00~15:00 18:00~21:00
※スープ切れ次第、早仕舞いあり
※2020年10月24日より変更になりました。
日曜営業
定休日
月曜日の夜営業 火曜
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前にSNS等で営業時間をご確認下さい。
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